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2012年8月23日 (木)

こんな歳に成ったのですね。 

7月に父が亡くなり もう直ぐ四十九日の法要を迎えます。

年末から体調が悪く 検査を重ね 癌では無いと診断を受けたのですが 体調が戻らず再々検査で癌が見つかりました...それも最悪のスキルス癌でした。

癌の家系なので 手術をしている親族が多いのですが 進行の早いスキルスは初めてでした。

即入院しましたが 医師も手術は無理だと言い 父もしないと言う。 

症状の緩和も上手く行かず 痛みと吐き気に堪えている姿が不安で 院外から信頼できる付き添いの方達に2部交代で入って頂きました。

その方達が本当に素晴らしいチームで 介護に対する深い知識、細やかな気配り、思いやりにあふれた付き添いで  ホスピスに転院するまで 父と家族を支えて下さいました。

(病院での様子等も逐一メール下さいました~病院側は嫌だったかも)

お仕事とは言え こんなにも 一生懸命に成って下さる方達がいらっしゃるのだと 今でも感謝に堪えません。

お蔭で 私は複数の医療機関で相談をする時間も取れ やはり手術は無理でしたが ホスピスへ転院する決心も付き 転院先の選択もスムーズに行えました。

 

ホスピス=余命が数か月と解り入院する所、 悲しみが溢れた空間なのでは? 

当初はそれが心配でしたが危惧に終わりました。

医師と看護師だけで無く、薬剤士、栄養士、理学療法士、言語療法士、鍼灸士などがチームを組み 症状改善 痛みや苦しみ 心の不安を軽減する為の医療を行ってくれます。

歩行訓練や 病状の進行により睡眠障害が起こらないよう行う呼吸の訓練 等も有ります。 

お灸や針の東洋医学・ 整体も体の緊張が取れ 痛みの緩和にとても効果が有るようでした。

治療も 庭の散歩等のリラクゼーションも お話をしながら 和やかな雰囲気で進んでいきます。 

家族は 24時間出入りが自由なので(ゼノンとアランを病室に放しても良いのですよ) 出張帰りの深夜でも顔を見に行く事が出来ました。 

父もここに来て良かったと。

毎日 穏やかな時間が凄いスピードで過ぎて行く そんな感覚でした。 

 

亡くなる数時間前 私が 病室の有線チャンネルを変えていると 間違えて覚えていた歌が流れて 一緒に笑った。そして「遅く成るから もうお帰り」と言った父。これが最後の会話です。

高齢で手術の出来ない父が 最後の最後まで尊厳を失わずにいられた事に感謝。 

ホスピスに転院して本当に良かったと思っています。

力に成って下さった皆様 お世話に成った皆様 心配して下さった皆様 本当に有難うございました。

 

 

祖父母の葬儀の段取りをしていた親、今度は私が...こんな歳に成ったのですね。

携帯に掛かってくる 「もしもし ま○さんか?お父さんです」の声 録音しとけば良かったと今思っています。

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コメント

お父様のこと。お寂しくなりますね。
ホスピスって医者から見放された人が
行く場所・・のような悲しいイメージが
ありますものね。
葛藤もおありだったと思いますが、それでも
決心されたまあさん、ご立派です。
結果的にご本人様もご家族様も穏やかな時間を一緒に過ごすことが出来たんですものね。
ワタシもいつまでも親はいるものだと思って
おりました。
気が付けば両親ともに見送る歳になっていましたもの。
お父様のご冥福をお祈り致します。
ゆっくりとお気持ちの整理をなさって下さいね。

投稿: urutemi | 2012年8月24日 (金) 16時06分

寂しいですね。。ホスピス病院は治す場所でしょうが、ホスピスは心の治療なのでしょうか??
死を前にすると、やはり痛みを無くす事が最優先に思います。
治療もとっても辛いものって思います。。
治療して治るのでしたら頑張るでしょうけど。。。頑張る精神力もなくなる程、癌は大変な病気だと思います。。
最後までお父様らしくいられたのはホスピスのおかげもありますね。。
まあさんも頑張れたのも。。
ご冥福をお祈りいたします。。

投稿: エルmama | 2012年8月25日 (土) 10時32分

urutemiさんへ

お気遣いありがとうございます。

仰る通りなのです。
そのイメージが有ったので もう病院では何も出来る事が無いと言われても躊躇していました。

でも実際は 明るくて穏やかな空間でした。患者さん 家族の方 皆さん残された日々を精一杯楽しんでいらっしゃっいました。
一時帰宅も万全の態勢でバックアップして下さり叶いました。

urutemiさんもそう 友人達の中にも 既にご両親をお見送りなさった方が少なくありません。 
ですが 以前母が大病を克服した時に ホッとしたのか 自分に当てはめては考えていませんでした。
今回 しみじみとそう言う歳に成ったのだと感じました。

投稿: まあ | 2012年8月28日 (火) 12時56分

エルmamaさんへ

お言葉ありがとうございます。

もう何処の病院でも手の施しようが無いと 分かった時に 後出来る事は 少しでも快適に過ごせるように願う事だけでした。

ホスピスに転院した事で 残された時間が苦しみと闘う事だけで終わらず 少し楽しめたと思います。
父の望みを出来る限り 叶えられるよう頑張って下さったスタッフに感謝しています。
仰る通り その様子を見て私が頑張れたと言うか癒されました。

投稿: まあ | 2012年8月28日 (火) 17時02分

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